よくある質問
動物の飼い方
- 一人暮らしの高齢者が安心して動物を飼う上でアドバイスがあれば教えてください。
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感情表現が豊かな犬や猫が飼いやすいと思います。しかし、運動要求量が高い犬種や大型犬は、散歩や飼育管理が大変になります。比較的、従順なシーズー、マルチーズといった小型犬種が適していると思います。
また、現実問題として、途中で飼育が出来なくなる状況が生じる場合を考えて家族、親戚、ご近所、お友達などとあらかじめ相談されておく事、またその犬またはネコを社交的でやさしい性格に育てるように努力されることが良いでしょう。
- はじめて犬と暮らすことになりました。犬ってどんな動物ですか?
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犬はオオカミの祖先からつくられました。犬は約3万年ほど前から人類と共に生活し始めたといわれています。長い年月をかけて、様々な用途に合わせて多数の犬種がつくられました。ネコが家族を「親」として見ているのに比べ、犬は、家族を「群れの仲間」として見ているといわれています。
犬は人間社会の中で、犬としての考え方をしながら暮らしています。犬は優れた知性と特殊な能力で何万年もの間、人間の最良のパートナーとして暮らしてきました。
しかし、犬としては当たり前の行動でも、人間と一緒に暮らす上では人間にとっては問題や障害となるものもあります。人間社会の中で、犬自身も周りの人間もより幸せにすごすために、しっかりとしつけてあげる必要があります。
幼いわんちゃんは、最初はやんちゃで手に余ることもあるかもしれませんが、人間の心をくみ取り、人間とともに楽しむことを心から喜んでくれるコンパニオン・アニマルとして、十数年あなたの最良の友となってくれるでしょう。
- 犬を飼う場合の手続きはありますか?
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ネコは市に届ける必要はありませんが、犬は、登録(生涯1回)・引っ越し・死亡については市町村の担当課に届け出・報告する必要があります。
飼い始めや引っ越しなどで犬の所在地が変わった場合には、狂犬病予防ワクチンを接種する会場でも動物病院からでも登録と変更の手続きを取ることができます。もしくは直接市役所に行って変更手続きを取ることもできます。
引っ越しした後も変更手続きをしていないと元の住所に狂犬病注射のはがきが送られることになります。引っ越し後はなるべく早めに手続きをしておきましょう。死亡してしまったときには市町村へ届けないといけません。
飼育登録と狂犬病予防注射をしておかないと法律(狂犬病予防法)違反となってしまいますので注意しましょう。
狂犬病は、人獣共通感染症(人も動物も同じく感染する病気)の中で最も恐ろしい病気といわれています。幸い日本では、昭和32年以降発生はありませんが、ロシアや中国・東南アジア諸国をはじめ多くの国々で今なお多くの発生があり、年間5万人以上の人々が死亡しています。外国との交流が盛んになり、いろいろな動物が輸入されている昨今、いつ日本に狂犬病が侵入してくるかわかりません。
この恐ろしい狂犬病が日本で再び発生することのないよう、「狂犬病予防法」により飼い犬の登録と飼い犬に対する狂犬病予防注射の接種が義務づけられているのです。
- 子犬がうちにやってきたら、どう迎えればいいのでしょうか?
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まずは環境になじませることが大切です。移動によって疲れているので最初はゆっくり休ませてあげてください。子犬の睡眠時間は最低15時間といわれているので、寝ているときは起こさないようにしましょう。環境になじむまで、最初の1週間くらいは小犬に触りすぎないように気をつけて下さい(特に小さなお子さんは要注意)。
子犬の方からの誘いかけがあれば、疲れすぎない程度に遊んであげて下さい。子犬に寂しそう・不安そうな様子があるときは、やさしく声をかけながらゆっくりと触れてあげて下さい。大きな声で驚かせたりするのは禁物です。
家に来て数日間は、夜中に寂しくて鳴くことがあります。その場合は、部屋をすこし明るくしておき、カチカチと音のする時計や、小さなラジオをおいてあげると落ち着くかもしれません。どうしても落ち着かない場合、人がいるのが分かるような場所にケージをおいてあげるのも一つの方法です。
鳴いているときに行くと、鳴けば人が来てくれると犬が「学習」するので決してかまいに行ってはいけません。部屋のどこかの片隅にクレートやケージなどをもうけて、子犬のいる場所をきちんと決めてあげて下さい。そうすれば子犬は安心します。
- 猫が庭にうんちをして困っています。何か対策はありますか?
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いくつか糞対策をまとめてみました。
- 市販されている猫除け(粉末状のもの、またはトゲ状のもの)を撒いたり、庭に侵入する経路に敷いたりする。
- 超音波で猫を寄せつけない市販の器具を設置する。
- 『竹酢液』を糞をされた場所に撒く。
- タバコの吸殻(フィルターと巻き紙を取り除く)を水でほぐして散布する。