食鳥検査手引

食鳥検査指針表紙平成4年の食鳥検査制度の開始以来、紆余曲折がありながらも、県内の食鳥処理場13箇所全てについて岩手県及び盛岡市から食鳥検査の全面委任を受けて今日に至っております。

この間、検査員の数も大幅に増え、また、食鳥の疾病構造も多様化してきていることから、統一的な基準が重要との視点に立ち、平成19年には、それまであった「食鳥検査指針」を改正し、写真を多用した新たな「食鳥検査指針」を策定し、検査に対応してきたところであり、これと同時に検査員研修会等を通して疾病判定等に係る研修を積み重ねてきたところです。

これまでに食鳥検査センターにおける精密検査(室)体制等が一定程度整い、また検査員 研修会での調査研究発表等から疾病症例に係る新たな知見も積み重ねられてきたところです。

このような中、新たな知見に基づき、また実態に即した「食鳥検査指針」の見直し等に係 る意見を現場検査員の方々から頂いていたところです。

もとより、食鳥検査現場においては基本的に目視検査でありながら、獣医師たる検査員が より科学的根拠に基づき食鳥検査を行うことが重要であります。

これらのことから、この度、精密検査等で得られた新たな知見とともに現場検査員の方々 の意見等を踏まえ、「食鳥検査指針」の内容を見直すこととして検討委員会を立上げ鋭意検討 してきたところです。

この検討委員会で検討するに当たっての基本的な視点は、より科学的根拠に基づく新たな知見に基づくこと、食鳥検査の実際に即した文章表現に見直すこと、併せて従前の「食鳥検査指針」と同様に写真についても多用し、精査、見直しを行うことでした。

また、食鳥検査現場においては、食鳥のロット又は個体個々において疾病等の病態が異なることから、検査員(獣医師)が持つ知識、技術を活用して最終的な判定をすることが重要であると考えます。そこで、廃棄等の措置について一律の指針として示すのではなく、検査員の現場での判断が優先されるべきとの考えから、従来の「食鳥検査指針」の名称を「食鳥検査手引=カラーアトラス=」に改めたところです。

更に、編集に当たっては、今後新たな知見が得られた場合、加除が容易に出来るよう疾病、 異常の頁は片面印刷とするなど工夫したところです。

この度の改正を契機として、今後とも食鳥検査及び精密検査の結果、新たな知見が積み重ねられ食鳥検査手引が充実することを目指すとともに、安全性が確保された食鳥肉の提供のため検査技術の向上に努めたいと考えております。

(食鳥検査手引 カラーアトラス 「はじめに」より抜粋)

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